びっくりドンキーに供給している木製皿は、乱伐に関与することを避けるため、もとは森林管理協議会・FSCの認証を受けた北海道・下川町のシラカバで作り始めました。シラカバという選択には、当時割り箸などの使い捨ての用途しかなかったこの木材の価値を高めるという目的も込めていました。現在はゴムの木の老廃木やその他の樹種も皿の材料として用いており、森林資源の有効活用に努めています。ディッシュ皿の一部は、タイのゴム農園で役割を終えたゴムの木でつくっています。自然林の伐採を減らして森林資源の保護に役立てるとともに、ゴム農園の収益性を高めて現地の貧困問題の解消に少しでも寄与できればと考えています。
ディッシュ皿に使用されているゴムノキ(ゴムの木)は、元々はブラジル原産ですが、ラテックスゴム質を得ることのできる樹液が取れるため、いまでは、タイをはじめ東南アジアなど熱帯の各地域に広く植栽されており、重要な産物です。白樺と同じような広業樹で、見た目、比重なども似ているため、「南国の白樺」とも言われています。25~30年間ラテックスを採集された後の老廃木は間伐され、燃料として使用されていましたが、家具や玩具の加工などの新しい用途が東南アジア各天然ゴム産出国に進められています。
タイ王国南部の木材加工会社が、ゴムノキのプランテーションよりラテックス原液が取れなくなった老木を回収し、ゴムノキの皮むき・製材・防腐加工・乾燥を行っています。
タイ王国はゴムノキの栽培量が豊かで、伝統的な木工技術が高いのです。
高い製造能力と技術により製材されたゴムノキがここでお皿へと加工されていきます。 集成材製造から切削、成形などの工程を経て皆様お馴染みの「びっくりドンキーのディッシュ皿」が作られます。高い製造能力と技術により製材されたゴムノキがここでお皿へと加工されていきます。
正にびっくりドンキーの顔ともいうべき一品のびっくりドンキーのディッシュ皿、中央部から外側へ傾斜をつけた美しいデザインは、実用性にもこだわり、中心が盛り上がっている事で、美しい盛り付けがしやすくソースやドレッシングなども絡みやすくなっているのです。
「びっくりドンキーのディッシュ皿」は、老廃木からお皿に生まれ変わるまでに様々な人の想いや願いが込められています。使う人の気持ちまで温かくなるような木(気)のぬくもりが感じられるお皿です。